白狐通信

コツを理解して胡粉ネイルをもっと身近に

マニキュアを塗ったことがない、塗るのが苦手、きれいに塗れない……
刺激臭がなくて発色がきれいな胡粉ネイルも、こんな理由で「かわいい置き物」になってしまっていませんか?
ちょっとしたコツをおさえると、実はとても簡単に、きれいに塗れちゃいます。ハケさばきに慣れたらアレンジも楽しくなりそう。ぜひ、チャレンジしてくださいね。

今回は色がわかりやすいように、「紫苑(しおん)」を使用しています。
お好みにより、ベースやトップに「スーパーコート」を塗ってください。

塗る前に

分離している胡粉ネイル

※ビンの様子がわかりやすいように、裏面のラベルを外しています
胡粉ネイルは、静置する時間が長くなると、成分の重さに従って色が分離したり、ラメが沈みます(スーパーコート、水桃などラメなしクリア系を除く)。

ビンを逆さまにする

混ぜやすいように小さな金属の玉がビンの中に入っています(スーパーコート、水桃などラメなしクリア系を除く)。使う前にビンを逆さまにし、上下によく振って混ぜてください。
金属の玉がビンの中でカチャカチャ鳴るくらいの振り方が目安です。

中身が混ざる

静置しておいた期間が長いとビンの内側に色が付着して、分離したままのように見えますが、ほとんどの場合中身は混ざっています。

爪の表面を拭く

アルコールを含ませたコットンや、アルコール入りウェットティッシュなどで爪の表面を拭き、油分を取り除いてください。胡粉ネイルは水溶性ネイルのため、爪に油分が残っていると弾いてしまってきれいに塗れません。

塗り方

ハケの片面をビンの口でしごく

ムラになりにくいようにクリア系以外は太めのハケにしています。
ビンの口でハケの片面をしごき、余分なネイル液を落としてください。ハケに残る液量が極端に少ないと、塗ったときにハケの跡が目立ちますので、ご自身の爪の大きさに適した量を見つけてください。
ここから、爪1枚につき3ステップで塗ります。ご自身の爪と胡粉ネイルのハケの幅を見て、適度な回数を見つけてください。

ゆっくりと1回爪の中央を塗る

ネイル液のついた面で、心持ちゆっくりと1回で爪の中央を塗ります。ハケの先が少し広がるように塗ると良いです。

サイドをゆっくりと1回で塗る

サイドを同じく心持ちゆっくりと1回で塗ります。爪の脇の皮膚にはみ出すと、乾いたあとにネイル被膜が剥がれやすくなるので気をつけてください。

反対側もゆっくりと1回で塗る

反対側もゆっくりと1回で塗ります。皮膚に付いた場合は綿棒や爪楊枝の先にコットンを少し巻いたものなどで拭ってください。

爪の先の厚み部分に塗る

爪の先端から剥がれにくくするため、最後に爪の先の厚み部分に塗ります。
ネイル被膜が薄い場合は、表面が乾いてから2度塗りしてください。
すばやく何度もハケを動かすとムラの原因になりますので、ハケをゆっくりめに動かし少ない回数で塗るのがコツです。

(記事初出:京彩いろ暦 2018年秋・冬創刊号)

関連動画
胡粉ネイルの塗り方 ―ラメ編―

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更新日: 2022年07月26日 @上羽絵惣スタッフ